桜の森の満開の下 坂口安吾
12月24日(日)
|六本木ストライプスペース
2023.12.24(日) 六本木ストライプハウスにて、おとがたり朗読公演「桜の森の満開の下」山賊の男と、妖しく美しい残酷な女との幻想的な怪奇物語。坂口安吾の傑作短編小説。
日時・場所
2023年12月24日 14:00 – 16:00
六本木ストライプスペース, 日本、〒106-0032 東京都港区六本木5丁目10−33 地下2階 Bフロア
イベントについて
<出演>
おとがたり 朗読:長浜奈津子 ヴァイオリン:喜多直毅
<会場>
六本木ストライプスペース Tel:03-3405-8108
〒106-0032 東京都港区六本木5-10-33 ストライプハウスビル Bフロア
<アクセス>
地下鉄大江戸線・日比谷線. 六本木駅3番出口。アマンドを右に曲がり「芋洗坂」を下る。徒歩4分。
<ご予約・お問合せ>
・本サイトお申込みフォームより
・電話 09033391281 (長浜)
・メール nappy_malena@icloud.com(長浜)
*件名に「おとがたり予約」、メール本文に《12/24》《代表者氏名》《人数》《ご連絡先電話番号》を必ずご記入の上、お申し込み下さい。
桜の森の満開の下
<あらすじ>
桜の森は、恐ろしい。満開の桜の木の下を通ったものは皆、気が狂うという。鈴鹿峠には山賊が棲み、山のすべてを我が物としていた。ある日、山賊はいつものように都からの旅人を襲って、身ぐるみ剥がして殺し、美しい女を家に連れ帰り、女房にした。わがままで冷酷な女。「美」という魔術。やがて都へ戻ると、女は男に命じて切り落とした都の人々の首で、遊び耽る。都の暮らしに馴染めない男はやがて、懐かしい山へ帰りたいと考えた。はらはらと舞いあふれる桜の花びら、夢にまでみた桜の森の満開の下で、男は__。
山賊の男と、妖しく美しい残酷な女との幻想的な怪奇物語。坂口安吾の傑作短編小説。1947(昭和22)年5月15日初出。
ー 出演者プロフィールー
おとがたり https://www.otogatari.net
女優・長浜奈津子とヴァイオリン奏者・喜多直毅による朗読ユニット。首都圏を中心に意欲的に活動を行なっている。物語の持つファンタジーを声や楽器の音を通して空間にありありと描き出すために、即興的に互いの間・抑揚・言葉に反応しながら進行するパフォーマンスは臨場感にあふれ、聴く人はまるで物語の中に居合わせるかのような印象を抱く。来場者はもとより、文学研究者からも高い評価を得ており、ユニークな活動が注目を集めている。
<オリジナル台本とレパートリー>
近年はオリジナルの台本と音楽による作品上演をする。漂白の詩人:石川啄木『啄木といふ奴 ~ A Guy called Takuboku ~ 』、極北の詩人:吉田一穂『白鳥古丹 −カムイコタン−』、太宰治『人間失格 ~道化と狂気のモノロギスト~ 』など。
坂口安吾作品は『夜長姫と耳男』を小樽文学館、札幌俊カフェ、六本木ストライプハウスにて上演。レパートリーは多岐に渡る。永井荷風『 濹東綺譚』『雪解』他多数。小川未明『港に着いた黒んぼ』、小泉八雲『耳なし芳一』、岡本かの子『鮨』、オスカー・ワイルド『幸福の王子』『わがままな大男』『ナイチンゲールと紅いバラ』等、市川市文学ミュージアム、室蘭港の文学館、北海道函館市芸術ホール、における朗読公演など。
<長浜奈津子> https://www.nappy-cantactriz.com
桐朋学園演劇科卒業後、劇団俳優座へ。女優・朗読家。2016年から市川市文学ミュージアム「市川荷風忌」へ出演。 “荷風ひとり語り”『ひかげの花』他。ヴァイオリニスト喜多直毅氏との朗読ユニット“おとがたり”では『濹東綺譚』他、荷風作品を多数上演。於:六本木ストライプハウス「朗読空間 ~ひとり語り~」では、泉鏡花『高野聖』『外科室』他、坂口安吾『桜の森の満開の下』『夜長姫と耳男』、小川未明『赤い蝋燭と人魚』、小泉八雲の怪談、宮澤賢治の詩と童話、他多数。 “女優の語り” として物語の登場人物を演じ読みながら、物語る。
<喜多直毅> https://www.naoki-kita.com
国立音楽大学卒業後、英国にて作編曲を、アルゼンチンにてタンゴ奏法を学ぶ。現在は即興演奏やオリジナル楽曲を中心とした演奏活動を行っている。タンゴに即興演奏や現代音楽の要素を取り入れた“喜多直毅クアルテット”の音楽は、そのオリジナリティと精神性において高く評価されている。他に黒田京子、齋藤徹 (故人) との演奏や邦楽・韓国伝統音楽奏者・現代舞踏家との共演も数多い。欧州での演奏も頻繁に行う。我が国に於いて最も先鋭的な活動を行うヴァイオリニストの一人である。